女装サロンハイクオリティでの撮影が終わると、
お店のブログへの写真掲載がOKかどうか聞かれるのですが
そのときどんな名前にするかも聞かれます。
自分の画像がどう評価されるか興味があったので掲載はOKだったのですが、
女装時の名前っ!?
考えたことも無かったorz
なぜ女の子バージョンの名前を考えていなかったのか?
思うに、
そもそも、ごく最近まで女装したことがなかったから、
女装時と普段のときを分ける、A面B面という発想もなかったんです。
A面B面という言葉自体、女装するまで知らなかったし
いまだにどっちがA面でどっちがB面かわからなくなっちゃう(笑)
確かに、女の子になりたいと思ってはいたけど
女装するのが目的じゃないし
オカマになりたかったわけじゃないし
真面目に性転換を考えたこともなかった。
勇気が無かったってのもある。
そこまで切羽詰まってなかったってのもある。
ただ、男と女では細胞一つひとつの染色体から違う、
というのをかなり早い時期から知っていて
性転換したって男じゃん(←問題発言なんだろーか?)って今でも思うわけですよ。
要するに、自他共に認める正真正銘の女の子になりたかったんですが、
その方法がわからない。というか無い、存在しない。
カフカの「変身」のように、ある朝起きてみたら女の子になっていた!
(いや「変身」はそういう話じゃないですが笑)
なんてありもしないことを想像してモンモンとするしかなかったわけです。
だから、心身ともに完璧な女の子になれるんだったら、別に名前なんかどうでもいい、
男の名前のままでもいいと思ってたんですね。
全く現実味のないことを想定して、名前だけ考えておいても意味が無いですしね。
たぶん、この辺が女の子バージョンの名前を考えていなかった理由だと思うんですが
どんな格好していようが、中身は連続性あるアイデンティティーを持った一個人だし、
名前でA面B面を分ける必要性を感じてなかったんですね。
そんなわけで、突然名前を聞かれて答えられるはずもなく、
はじめのうちは「匿名希望ちゃん」でやりすごしてたのですが
いいかげん何か考えないとなあと・・・
で、どうしようか考え始めて
ハイクオリティでいろんなメイクやってもらって、漠然と感じていたのが
元の顔とも全然違うし、毎回毎回それぞれ全くの別人になってるし、
完全に別人だなあ、すごいなあ、思っていたわけです。
それで「別人」という単語だけ頭に残っていたのですが、
身近に「別人」と聞くと、すぐに「別人28号」というヲヤヂギャグを飛ばす人がいて
その人がやたらに運がいいので、肖ってみようと思ったんです。
決して私自身の発想ではないです(笑)
でも、他の方々はちゃんと真面目に女の子の名前だし
ふざけた名前は失礼かなとも思ったんですが、
エリカ先生も「ああいいよそれで」と言うので
別人28号になっちゃったんです。
ブログはじめるときにもう一度考えてみたんですが
もともとネーミングセンスも壊滅的だし
今更名前変えるのも変かと思って、そのままにしちゃいました。
イガリメイクの別画像です